
かなり昔の話だが、レコードに「私にも聞かせてぇ~」という声が入っている、という話が話題になった事があった。
—————-しかし今回の話はそんな程度のレベルではない————————
私のスタジオを常に利用してくださっている演歌歌手、両山大生さんは私がカルト教、嘘か学会に所属していた時、その教団の誤りを教えてくれた唯一信頼出来る人物であった。
彼も同じ組織に在籍していたが、当時彼は家族がその教団から収入を得ていた事もあり脱会する事は出来なかった。(現在は脱会している)
しかし彼は私だけでも、そのカルト教から何とか脱会するよう、何も知らなかった私に真実を教えてくれ、脱会へと導いてくれた人であった。
ある時、私が六本木の電話ボックスの中から、彼の新曲のレコーディングスケジュールの件で連絡を入れた時の事である。
その時彼いわく、
「前田さん、今どこにいるんですか?周囲から何か不気味な声がたくさん聞こえてきますよ!」
そうである。彼もまたそのカルト教組織に所属していた影響であろうか、生命の中に悪霊の通力に反応してしまうという状態にあった。
その数日後、仕上がったオケにヴォーカル・トラックを録り、ミックスダウンの作業に入った。
特にその時は何の異常もなかったが、マスターCDを納品して数日たった日の事である。
歌手、両山大生さんからこんなクレームが入ったのである。
「前田さん、なんですかあのマスターCDは!歌番組収録の時、何回かけても不気味な言葉が聞こえてくるんですよ!おかげで収録は中止。どうしてくれるんですか!」と激怒されてしまった。
後日丁重にお詫び申し上げ再収録となったが、その時のCDは返却され御社で必ずお祓いして破棄するようにと念を押された。しかし現在でもその悪鬼の声の入ったマスターディスクはその証拠として倉庫に保管してある。
その後も南山大生さんとは公私共にレコーディング等でお付き合いさせて頂いている。
—————–演歌歌手 両山大生さんの証言———————————————–
今振り返ってみるとあんなに恐ろしいレコーディングはありませんでした。
あの気持ち悪いCD、ちゃんとお祓いして捨ててくれたんでしょうねぇ。
(ごめんなさい、今でもあの化け物CD、証拠として保管してあります・・・)
これも時効ですよね~